灰色の棚

適当な話を適当に書くので、適当に見ていってください

高校生だったあの日、地下鉄の駅で缶コーヒーを飲んだのはなぜだっただろうか


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珍しくコーヒーを飲んでいて、思い出したことがある。
私が初めて自分からコーヒーを飲んだ時のことだ。

「理由」に当たることを、なぜかこれっぽっちも思い出せないのだが、それは高校時代だった。
地下鉄の駅で、缶コーヒーを飲んだ。
ホットで、コートのポケットに入れていた気がするから、冬だったのだろう。

書いていれば記憶が蘇るかと思ったが、ここまでしか蘇らないみたいだ。
ちなみにその時の缶は、記念に(なんの記念だろう? いいことではなかった気がするが)、缶切りで上部をくり抜いてペン立てにした。
探せばどこかにあるはずだ。

なぜ飲んだのか、全く思い出せないが、おそらくそんな気分だったのだろう。
コーヒーを飲むという、ちょっと大人な(イメージのある)体験をしたかったのだと思う。
高校生だしコーヒーくらい飲むのではと思うが、それまで飲んだことが無かったのだし、背を伸ばしてみたかったのだろう。

コーヒーを飲んだ理由は思い出せないが、その時の感情は少しだけ思い出した。
「意外と飲めるな」と思ったのだ。
コーヒーといえば苦いものというイメージだったが、飲めなくはないな、と。


ほとんど彩りのなかった、高校時代の青春の1ページ。
ふと、思い出した。