犯罪の手口を書くのがダメなのではなく、「そそのかす」のがダメなのではないか
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「オレオレ詐欺の詳細な手口を公開したら、社会的に許されないと炎上するか否か」
純粋な疑問なのだが、この件ってどうなるだろうか?
犯罪行為の示唆で、真似する人が出てくる可能性があるから悪だ、と叩かれることになるのだろうか。
ちょっと、考えてみたい。
公開の仕方によるだろうか
公開の仕方にも、いろいろなパターンが考えられる。
「こうやれば、君も大金持ちだ、やってみよう」とか、
「こんな方法でお金を奪おうとする人がいるかも、気をつけよう」とか、
「こういう事件があったらしいね」とか。
序文や結論がちょっと違うだけで、内容は一緒だとする。
手順を、具体的に書いてあるとする。
どうだろう。
やってみよう、と書いてあったら荒れそうだ。
気をつけよう、なら、いい記事だとすら言われるかもしれない。
では、何が違うのだろう。
手口を公開しているという点では一緒だ。違うのは、なんだろう。
その行為を勧めるかどうか?
違う点は、その行為を勧めるかどうか、だろうか。
確かに、やり方を教えるのは犯罪っぽくないが、やることを勧めるのは犯罪だ。
ということは、
- そそのかすのがいけない
- 手順を公開するのがいけないというわけではない
のではないだろうか。
まぁ、「気をつけよう」でもダメだというのならば、どちらもいけないのだろうと思う。
上の状況は、「やってみよう」がダメで、「気をつけよう」ならいいという場合だ。
きっかけ
こんなことを考えたきっかけは、
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この記事の炎上と、その周りの反応を見ていて、疑問を感じたからだ。
内容が犯罪だから、ダメだ、という反応が多いことに、違和感を感じたのだ。
内容が犯罪だからダメなら、犯罪の説明をしているところはどうなるのだろう、と。
まぁ、最初は何に違和感を感じているのか、分からなかったのだが。
犯罪の詳細を書くことがダメなのではなく、犯罪をそそのかすような文章がダメ、なら、すんなり納得できる。
そりゃ、ダメだ。そそのかすこと自体が犯罪だし。
何がダメなのかがぼやけて見える原因
私に違和感を感じさせた原因は、
- 内容が犯罪である、ということに注目した反応が多いこと
- 書いた人のプロフィールが、ダメな点に加わっているように見えること
だと思う。
内容が犯罪であることは事実でも、それが記事がいけないということに直結しないと私は考える。
こんな人が書いている、ということも、記事を否定する根拠にはならないと思う。
内容が犯罪で、筆者が……、ということを否定する気はない。
だが、この記事がダメな理由は、「犯罪をそそのかしているから」ではないかと思う。
そう思ったら、納得できた。
私の中では、この件は終わりだ。
あとがき
2時間ほど、Twitterで考え続けた件がなんとなく落ち着いてよかった。
記事内容を全肯定する気はさらさらないのに、肯定派にしか見えなくなっている気がして凹んだりもしたが、自分の中でどう捉えるかがはっきりすれば、スタンスが固まる。
ちなみに、私のスタンスは、
- 目標にむけて、戦略を立てて取り組む姿勢は好き
- 読み物として、よく出来ていたと思う
- 内容は真似できないし、したくもない
- というか、女性はこういうのには気をつけて欲しい
- 男性はやめとけ、犯罪だ
- 犯罪行為をそそのかしているので、そこはダメ
- 筆者がどうとかは、別にどうでもいい
というところだろうか。
流し読んですぐや、勝手に解釈していた時とは変わっている部分もあると思う。
考え方を整理したのだから、当然だ。
というわけで、私の中ではこの件は終わり。
まぁ、「そうじゃないよ」と優しく教えていただければ、また考える気はあるので、何かあったら教えて下さい。
喧嘩腰に来られると、素直に聞けない可能性があるので、そのへんは注意です。
以上。
追記
もう一度該当記事をざざっと読み返していて、思った。
これ、手口を書くにとどまっていないことも問題なのか。
ココは注意しろ、とか、こうすると効果的、みたいな具体的なアドバイスが多い。
これは、手口を書いているだって言い分は通らないね。私としても、反省。