灰色の棚

適当な話を適当に書くので、適当に見ていってください

新規参入者を歓迎できないと、あなたの好きなそれは衰退するだろう


スポンサードリンク

カテゴリは二次論にしてみたが、これは何にでも言えることだと思う。
新規参入者を歓迎できないと、ジャンルは衰退するだろう。
どうしても出て行く人は一定数いて、入ってくる人がいないと集団を維持できなくなるからだ。

居心地がいい場所を崩さないでくれというのも分かるが

人は、現状維持を好むものだと思う。
今が良ければなおさらだ。人が入ってきて好き勝手されるのを、苦々しく思うこともあるだろう。

「新参のくせに」「にわかが」「知ったふうな口を」などと新しく入ってこようとした人を追い出せば、現状が維持されるように見えるかもしれない。
だが、そうだろうか。本当に、維持されるのだろうか。

数人の固定グループか何かで、離れる人が増えたらなくしてしまえばいい、といったグループなら、それでいいと思う。
だが、例えばゲームジャンルとか、例えば何かのコンテンツとかであったら?
母数が多いほど、何らかの理由で離れていく人も多い。離れていく人がいるのに、入ってくる人を妨害していったら?

いつかは人が減って、過疎ってしまい、ジャンル存亡の危機に立たされるだろう。

長く続くためには、門は開いておく必要がある

自分の好きなことは、出来ることならばずっと存在して欲しいだろうと思う。
では、ずっと存在し続けるためには何をすればいいのか。
入ってこようとする人を、暖かく迎え入れる。そこまでいかずとも、冷たく追い払うことはしない。
そんなことではないだろうか。

人がいれば、動きがある。
ゲームジャンルにファンがい続ければ、新しいゲームが多く作られる可能性も高い。
コンテンツのファンが存在し続ければ、その話をしたり、絵やSSなどの二次創作物が出てくることもあるだろう。

だが、人がいなくなってしまったら?
買う人が居ないジャンルのゲームは、ほとんど作られないだろう。
存在を忘れられたコンテンツの何かを作ろうという人は、ほとんど居ないだろう。
あなたの好きなそれは、実質無くなってしまうだろう。

人が居続けること。それはとても重要な事なのである。
そのためには、門は開いておく必要がある。

でも、変質するのも嫌だ

中の人が変われば、その雰囲気も変わる。
あなたが好きだったそれも、変わってしまうかもしれない。

では、何ができるだろうか。
人を入れないことで、変化を防ぐ? それはおそらく、かなり厳しい。
入ってくる人を教育する? 出来るなら、それがいいのだろうけど、可能だろうか。

最も簡単な方法は、
「好きなモノが変わってしまったと思った時点で、静かにその場を去る」
ことである。

あなたの好きなものは、きっとあなただけのものではない。
中身がいくらか変わってでも、続いて欲しいと思う人もいるだろう。
そんな、「続いて欲しい」と思う仲間の意見を無視して、滅びの道をたどるより、仲間の意思を尊重して、自分は立ち去るほうが、幸せな人は多くないだろうか。

変質するのが嫌だ、そのままのものが続いて欲しい。そういう気持ちもすごく分かる。
分かるが、実際は、変わらないものなど無いのではないかと思う。
変わることを、受け入れる。受け入れられなければ、立ち去る。そんなことも大切ではないだろうか。


成熟したジャンルやコンテンツというのは、ただでさえ新規参入者を得にくい。
古参の知識や技量に、新参が追いつきえないように見えるからだ。

その上、数少ない新規参入者を排除してしまえば、あとは減る一方だ。
そう遠くない未来に、人が閑散としてることに気づくだろう。

好きなものが、あり続けるために。
変わってしまっても、無くなってしまわないために。

新しい人は大切にしたい。
喜んで迎えられるような意識を、持っていたい。