灰色の棚

適当な話を適当に書くので、適当に見ていってください

世代とか関係ないものを、世代でまとめて語られるの、なんだか嫌だな


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世代とは、同じ年齢層の人をまとめて指す言葉だ。
それは、すごく大雑把で、使用が不適切な場合も多い言葉だと思う。

だが、何かあると、こんな世代もどうこうとか言い出す人、多い。
すごく違和感を感じるので、思ったことを書いてみたい。

ネットのことに世代はあまり関係しないのでは

私は25歳でゆとり世代と言われることが多い世代だ。
だが、ネットに最近出てきた人かというと、それほど最近でもない。

25歳にもいろいろいるだろう。
今年からネットをたくさん使い始めた人。
5年前からたくさん使っている人。
12年前からたくさん使っている人。それぞれだ。

なのに、私(12年)がネットの何かを知らなかった時に、
「こんなことも知らない世代が出てきた」的に語られるのは、
同じ世代の人に申し訳ないし、困惑する。

知らなかったのは私で、世代全体の問題ではないと思う。
世代と言ってもその中はそれぞれなのだから、そもそも世代で語れることではないのではないだろうか。

義務教育の範囲とかでさえ、勘違いが多くて困るのに

ならば、何では世代をまとめて語れるかと考えるとどうだろう。

  • 世代で同じ体験をしたはずのこと

考えたが、このくらいしか思いつかなかった。

流行り廃り的なことも年代で語られそうだが、それにもかなり微妙な点があると感じたので、除いた。
テレビで流行っていても、見ない人もいる。
マンガが流行っていても、ゲームが流行っていても、知らない人だっているからだ。

では、同じ体験というのはどういうことか考えると、義務教育の範囲などが思いつく。
だが、これもまた勘違いが多くて困るのだ。

面倒で、勘違いが多い気がするのが、「円周率3」だ。
ゆとり世代は円周率3と習ってるんだろ、と言うのは、基本的に間違いだ。
およその数を出したいときにそうしてもいい、というのと、円周率は3である、というのは全く別物で、言われていたのは前者だ。

「円周率は3と習った世代が~」と、ネタとして言っている人も多いのだろうが、本気にする人も居るようだし、言われる側は反論のひとつもしたくなる件だ。

私の問題は私の問題に留まらせて欲しい

おそらく、私がこの記事を書く元になったいくつかの発言も、悪意を持って書かれたものではないものが多いだろう、と思っている。

以前は当たり前だったことが、今では当たり前でない層がいるのだ、というくらいの意味だったのではないかとも思う。
だが、「世代」というと、同年齢の集団を指してしまって、私としては同年代の人に対して申し訳なく思った。

私が過剰に意識して反応しているというのにもそろそろ気がついた。
いたるところで「ゆとりは~」と言われているのが目に入る気がしていて、気がささくれ立っているのかなと思う。

今回の件ではないが

今回の件ではないが、思うことがある。

個人の問題と、世代の問題。
適当に混ぜて、多くの人をけなすような行為はやめて欲しい。

最初の「問題のあった人」になったら同世代に申し訳がないし、その他の「巻き込まれた人」になったら勝手に一緒くたにされて腹立たしい。

最近はこういう人が多い、というのと、最近の世代はこうだ、というのも、同じようで違わないだろうか。

どの世代にも、いろんな人が居るはずだ。
世代の比較ならともかく、断定は乱暴すぎないだろうか。


最近の若者は~という思いが、分かるようにもだんだんなってきた。
だが、まとめて評価するようなことはしたくないと、思う。